もう2度と誤嚥性肺炎で

入院させたくないあなたへ

~むせない誤嚥対策を知りたくないですか~

突然やってきた

緊急搬送されたその日から日常生活は一変しました。

入院と同時に、死を彷徨何とか一命をとりとめたものもの

手術室から出てきた時には、チューブが鼻から通され口から食べることができなくなった。

 

 

人それぞれの経緯はあれ、誤嚥性肺炎で入院すると2週間の絶食が必ずあります。

 

その間にどんどんやつれて、体重が減り、別人になって行く姿を見守るほどつらいものはないです。

 

 

 

自宅へ戻ると

  • 自宅に戻ると、ナースコールがなく、看護師がいないので不安。自分がしっかりしないといけない。
  • 訪問看護が来てくれない間に何かが起きたらどうしよう。
  • 実際に介護をする大変さは、面会時間だけでは想像がつかなかった。
  • 入院中に教えてもらったベッドの角度を上げても、唾液が多くなると苦しそうで、吸引しても減らない。
  • 誤嚥の危険性と責任感に押しつぶされそう。
  • 訪問看護が来ない時間に吸引したり、夜中に不安で見に行ったり。いつまでこの状況が続くのか、不安だ。
  • なれない介護と夜間の吸引のため、気が張り詰め疲れが積もる。
  • 吸引してもすぐにのどがゴロゴロなる。いつまで吸引したらいいのか分からない。
  • むせながら吸引するのは怖い、痰が取れているのか不安。 
  • 家族が苦しんでいる表情を見るのがつらい。
  • 夜ぐっすり寝たい。入院前の生活に戻りたいと思ってもつらいだけ。
  • 看護師から「誤嚥性肺炎は繰り返すもの」と言われた。
  • 医師からは、「とにかく唾液を誤嚥しない様に」と言われたが、具体的にどうしたらいいのか言ってくれなかった。

 


「2度と誤嚥性肺炎で入院したくない」と強く思うあなたに、お伝えしたいことがあります。

むせる仕組みが分かれば、むせさせない方法が分かる。


むせが生じる仕組み

普段食道は閉じているので、唾液は食道に入りません

口からでた唾液は、ダラダラと喉に流れ込む。

喉に入った唾液は、重力によって

肺の入口に向かう。

 


嚥下反射が起これば、飲み込めるが
嚥下反射が起こらなければ
肺の入口付近に3~5㏄溜まる

 

溜まる量を超えると肺の入口に向かう。

肺に入れないように防御反応として、むせが起こる。

むせは、肺の中の空気を一気に吐き出し肺の入り口に溜まっている唾液を吹き飛ばします。


唾液が肺の入口を塞ぎ呼吸がしにくい

 


【吸引は医療行為】

 

吸引は、医師と看護師しかできない医療行為です。

例外的に、

・家族は看護師に習うとご家族に対して吸引できます。

・介護職は、喀痰吸引等研修を受ければ吸引できます。

しかし、吸引できる範囲は限定的です。

家族や介護職ができる

吸引の事実

ご家族と介護職ができる吸引の範囲は、口腔、鼻腔、カニューレ内部です。
ご家族や介護職が取れる唾液は、口腔内の唾液です。

 

 


苦しそうなご家族の顔を見ながら、胸を痛めながら吸引しているのは
肺の入口の唾液を取っているわけではありません。

吸引してもすぐにのどがゴロゴロなるのは、このためです。

 

 


むせない誤嚥の始まり

気が付くと、むせがおさまるときが来ます。
吸引をしなくてもいいのかなという時期が来ます。
むせが治まるというのは、実はむせない誤嚥の始まりになっているかもしれません。
これは、唾液によって感覚が⿇痺して、むせが起こらなくなっています。そして唾液誤嚥をしています。
医療分野では「誤嚥性肺炎の⼤半は、夜間のむせない誤嚥(不顕性誤嚥)」と⾔われています。
まさにこの状況を表しています。
 
唾液が多い時や嚥下障害があるときは、肺に入り口から唾液を遠ざけておくとむせない誤嚥を防ぐことができます。
唾液誤嚥予防を⽬的に吸引しているのなら、現状のやり⽅は効果がなくむしろ誤嚥性肺炎を促進しているかもしれません。
家族や介護職の吸引では、肺の⼊⼝の唾液などを取り除くことはできません。
この事実を知ってください。


​唾液によって呼吸がしにくいときは、救命救急での回復体位が有効

回復体位は、意識があり正常に呼吸している人に対して行われるポジションで、横向きに寝かせることで気道を確保し、嘔吐物が気道を塞ぐのを防ぐための処置です。この姿勢は、救急車が到着するまでの間、傷病者が安全な場所で静かに過ごせるようにするために重要です。

 

肺」の入口に溜まっていた唾液が、回復体位をすることで移動します。このように呼吸がしやすい回復体位を夜間の唾液誤嚥対策に利用すると安心して過ごせます。

 

「誤嚥性肺炎の大半は、夜間のむせない誤嚥」と言われています。

 

回復体位で過ごせば、唾液誤嚥の心配がなくなる、不要な吸引が減ります。

もう2度と誤嚥性肺炎で入院させたくないなら回復体位の時間を増やすことです



回復体位を広く知ってもらい誤嚥性肺炎を減らすために

福村直毅医師と福村弘子看護師は、「完全側臥位法」を広めるために全国で講演やセミナーをしています。

その際に、持続性唾液誤嚥予防のために「回復体位」の説明を福村弘子看護師がしています。その説明を1つのクッションで誰がやっても再現できないかと考えました。

回復体位専用のクッションがあれば、どれだけ多くの方がむせや不要な吸引から解放され、誤嚥性肺炎で入院しなくて済むかと思い開発を決意しました。

 

協力者に、福村直毅医師、福村弘子看護師、ご家族、姫路のグループホーム、都内の病院がなっていただけました。


試作1号機

・福村弘子看護師が回復体位を説明している動画を何度も見て、姿勢を再現でき保持できる形を試作した。

・腕を置く場所、足を乗せる場所とメリハリがつくように試作。

・この時の中材は、パウダーピーズを使用

 

評価

・縫製が面倒。

・生地が破れたときに、パウダービーズが散乱し掃除が大変。

・意外に重い

・大きすぎて洗濯できない

・衛生管理をどうするか

 


試作2号機

評価

・重い
・パウダーピーズのため形が変形しやすい
・縫製が面倒

 

ご家族の要望

尿のにおいが付くので、カバーとクッションともに洗濯と消毒がしたい。

 

 


グループホームから

男性と小柄な女性に使っていただきました。

男性にはぴったりだったのですが、小柄な女性にはビーズを抜きたいと言われました。

それはできないと何度か言いうと自分たちで開けてビーズを抜きたいと言われました。

 

対応をどうしようかと悩んでいた時のことです。

事件が起きた

病院でエアーマットレスの圧を変更しないで側臥位になったために肩に褥瘡ができた事例がありました。

※理由は、側臥位になると仰臥位より、マットに接する面積が小さくなるため圧力が高くなります。

そのため、エアーの圧を高くして底づきをしていないか確認してください。特に下になった肩、腰、腕、くるぶしに圧がかかり痛みを感じたり、場合によっては褥瘡の危険性が高くなるので注意が必要です。

 

この病院の事例から、エアーマットレスの場合は沈み込むことから腕や足を乗せる高さが高くなることが予測される。

小柄な女性もエアーマットレスを使用していたことがわかり、高さを低くしたかったのだと分かった。

その対策として、ビーズを抜いて調整できるように改善した。

 

 

これまでの評価から

  • 腕を乗せる部分と足を乗せる部分とで幅や高さが変わることが分かった。

  • ビーズを抜きやすい形状にする

そのために、クッション部を腕と足に分ける。カバーを付ける。

この方向で試作3号を作製することに決めた。


試作3号機

素材メーカーから羽毛のようなふんわりビーズを提供していただき、検討したところと大粒ビーズと混合すると柔らかく感触がいいクッションになりました。カバーも肌触りのいいメッシュ生地を採用しました。色見本からアンケートを取ると全員が、スカイブルーがいいと言われたので採用しました。

 

これでほぼ完成しました。

 

検討

ビーズの量が多く材料費が高い。梱包サイズが140となり、送料がかかる。機能はそのままで、形状を変更できないかと考え4号機を作製しました

 

 


試作4号機

「回復体位で楽な呼吸と唾液誤嚥を防ぐための注意点」

回復体位の姿勢は、マットレスに接する部分が狭く、不安定なため、適切なポジショニングが必要です。

  • 例えば、

  • 上側の腕は曲がりやすく、クッションを使用して適切な位置に保持してください。

  • これにより、腕の重みが肋骨や呼吸に影響を与えないようにすることができます。

  • 肩の位置が不良であると、肩に腕の重みがかかりがかかり、痛みを生じる場合があります。

  • また、上側の肩や腕は、上側が麻痺側であるとすると背中側に倒れることが多いです。

  • このため、上側の肩は屈曲し、クッションを体の前に置いてあげることが推奨されます。

  • 下肢のポジショニングでは、左右の大腿・膝・下腿・足部にクッションを挟み、クッションの厚みは股関節中間位になることを心がけます。大腿だけにクッションを入れるのでなく足部までクッションを挟むと良いでしょう。これらのポジショニングの技術は、患者さんの快適性と安全性を確保するために非常に重要です。

 

回復体位クッションでは、これらの内容を1つのクッションで実現できます。

体格に応じて、ビーズを抜いたり、かさ上げするために小袋やタオルをファスナーを空けて必要な個所に足すことができます。

腕と足それぞれを乗せるクッションのビーズを抜いて厚みを調整できる

個人の体格に合わせてカスタマイズすることが可能です。
小柄な女性の場合はビーズを抜く場合が多いです。

一般的な市販の抱き枕と比較すると

腕と足の厚みの調整ができるクッションはない。
理想の回復体位姿勢は
・肘が肩より高くならないようにする。水平もしくは、低くすると肩関節を痛めない。
・膝は骨盤と同じ又は少し低い高さにする。膝が低すぎると股関節を痛めやすくなる。
一般の抱き枕は、回復体位を保つために設計していません。
誤嚥性肺炎で入院しないために、唾液誤嚥予防を確実にできるクッションは。「回復体位クッション」です。

 

回復体位の調整と注意点

ご家族からの感想

 

 

体に楽な回復体位は肩と肘の高さを同じに、骨盤と膝と踵を平行にするとありますが回復体位クッションを使うと簡単にそういう状態にしてあげることができます。

父は少しでも重たいと「重いからどけて」というのですが、軽いので父はとても気に入っている様子です。
軽い素材ですが、しっかりと支えてくれるので回復体位を保つことができて、こちらを使わせていただいてから父はとてもリラックスして過ごすことができるようになりました。
表情もとても柔らかでスヤスヤ寝ている父を見るとこちらもホッとします。

回復体位クッションの特徴

・手と足を乗せるだけで、唾液による誤嚥性肺炎予防と吸引を減らせる

・ビーズを抜いて厚みを調整できる。

・男性、女性関係なく使用できる

・エアーマットレスや低反発でも使用できる

・洗濯、消毒可能(塩素系は色落ちする場合があります。)

・1つのクッションで姿勢調整できる

 

仕様

サイズ     クッションサイズ:480×1240×130mm~

     高さ調整小袋サイズ:300×200×100mm

 

素材    カバー:ポリエステル100%

   中材生地:ポリエステル100%

   ビーズクッション:ポリスチレン・ポリエチレン重合体

 

注意事項    

・針やカッターナイフなど、刃物や鋭利なものを本体に使用しないでください。

・本品は可燃性です。タバコなど、火気の近くでの使用には十分ご注意ください。

 

お手入れ方法    

 

・唾液、嘔吐、頭髪、薬剤などが生地に付着し、不衛生になった場合、洗濯ができます。

・洗濯はぬるま湯で、手洗い後、脱水して下さい。

・乾燥機を避けて(耐熱75度)日陰干しして下さい。

・カバーは洗濯ネットに入れ洗濯機で洗濯してください。

・酸素系消毒可能。塩素系は色落ちすることがあります。

・中材クッションは、大きめの洗濯ネットに入れ手洗いしてください。

 脱水後日陰干ししてください。天日干しや乾燥機はしないでください。(ビーズの耐熱65度)

 

付属品

唾液でむせないための5つのポイント 枕元に置いて家族・ケアスタッフで共有してください
唾液でむせないための5つのポイント

ふたこぶラックン・ピタットくん90ワイド・回復体位クッションには、【完全側臥位法実施支援動画】DVDを付属にしています。

収録内容

1.完全側臥位姿勢調整(ピタットくん90ワイド) 3m35s

2.完全側臥位食事介助 3m5

.完全側臥位自力摂取 2m54s

4.完全側臥位頚部回旋(ふたこぶラックン)2m45s

5.前傾座位姿勢調整(ラーメンをすする姿勢) 5m9s

6.回復体位調整(唾液誤嚥予防姿勢) 3m3s

7.唾液誤嚥について 34s

8.唾液の色について    2m12s

9.ふたこぶラックンの使い方    3m50s

10.ピタットくん90ワイドの使い方 1m26s

11.回復体位クッションの使い方 3m15s

 

監修 社会医療法人健和会 健和会病院

   摂食・嚥下障害看護認定看護師 

福村弘子看護師

監修 社会医療法人健和会 健和会病院

総合リハビリテーションセンター長 

   福村直毅医師

制作:(株)甲南医療器研究所 前田悟

 

 


動画サポート

回復体位の重要性を知っていただくために、施設職員や介護サポート事業者に紹介してください。

 

誤嚥性肺炎の原因はあなたの吸引かもしれません! 家族と介護職ができる吸引では唾液誤嚥のリスクを取り除くことはできません

回復体位クッション使用説明動画


回復体位クッションのご注文

回復体位クッション(唾液誤嚥予防DVD付) KRP-01

17,300

サイズ 480×1240×約130~200㎜  重量:0.8㎏ 
 材質  カバー/ポリエステル100%、中材生地/ポリエステル100%、中材クッション/ポリエステル・PE(ポリエチレン)
個数

 

セット内容:上肢中材、下肢中材、カバー、上肢高さ調整用小袋、唾液誤嚥予防DVD(5分48秒)

誤嚥性肺炎の多くが夜間の唾液誤嚥だといわれています。その唾液を肺に入れずに口から出す姿勢を保ちやすくできるクッションです。手と足を乗せるだけで、唾液を肺から遠ざける回復体位姿勢が調整できる。個人の体格に応じて小袋を足して厚みを増すことができます。また、正方形と長方形の2つのクッションは取り出し口からビーズを抜くことができ厚みを低くできます。小柄なおばあちゃんから体格のいい方まで対応できます。 付属品は、枕元に置いて姿勢をチェックできるA4サイズの5つのポイント用紙とDVD(姿勢調整や唾液誤嚥について)があります。

17,300

通常3~5日以内に発送します。



唾液誤嚥予防セット 回復体位クッションとピタットくん90ワイド KS-01 大粒ビーズにより軽量 側臥位のポジショニング

27,300

この商品について

サイズ:回復体位クッション480×1240×130mm  材質 カバー:ポリエステル100% 中材生地:ポリエステル100% ビーズクッション:ポリスチレン・ポリエチレン重合体

ピタットくん90ワイド: サイズ (幅×奥行×高さ) :サイズ:外寸法/600×150×700mm、(幅)クッション部350mm、自重シート250mm  材質:布帛・ニット/ポリエステル100%、ビーズ/PS・PE(ポリエチレン重合体)

・唾液、嘔吐、頭髪、薬剤などが生地に付着し、不衛生になった場合、洗濯ができます。 ・洗濯はぬるま湯で、手洗い後、脱水して下さい。乾燥機を避けて(耐熱75度)日陰干しして下さい。 ・カバーは洗濯ネットに入れ洗濯機で洗濯してください。消毒はできません。

付属品:完全側臥位法実施支援動画DVD

唾液誤嚥予防をするのに、【回復体位クッション】に手足を乗せて回復体位を調整し、【ピタットくん90ワイド】で背中への倒れこみにくくする。

誤嚥予防、回復体位のポイントは、介護する側が自らクッションを試し、体位を習得後、介護者に使ってもらうことです。同梱の完全側臥位法実施支援DVDとパンフレットで、喉の仕組みを理解してください。なぜ完全側臥位(横向き+口元斜め下)姿勢が誤嚥予防になるのか理解できます。不安な場合は、理解し実施するお手伝いをZoom相談でサポートしています。

27,300

通常3~5日以内に発送します。