とろみを付けたり、刻み食にしたり工夫をしたが、むせるときがある。
パサついた物、蓮根など噛んでも噛んでも塊が小さくなるだけでまとまらない物
シャキシャキした生野菜、揚げ麺など水分が含む前に飲み込んだり、
今まで食べていた物でむせことはありませんか。
食べ物の大きさや形状によって、飲み込みにくさが変わります。
食べる物を変えていっても、むせが気になる場合の対処方法は、体の姿勢を変えて飲み込む能力を補います。嚥下姿勢代償方法(えんげしせいだいしょうほう)と言います。
嚥下姿勢代償方法の代表は、写真のように頭を高くしてあごを引く頸部前屈(けいぶぜんくつ)です。
口、のど、気管に角度がつき、誤嚥しにくいと言われています。
気管の入り口付近に溜められる量が3ccほどと少なく
口に入れる量を少なくして、食べるので時間がかかります。
背中を倒す姿勢は、重力によって食道の近くに流し込む利点があります。
反面、
・嚥下反射が起こるのに時間がかかったり、
・嚥下反射のタイミングが合わずに先に水分などが気管に流れ込んだり、
・喉に食べ物が残る場合
・症状として、水分でむせたり、食事中や食後喉がゴロゴロなる場合があります。
リクライニング角度を30〜45度にする健側傾斜(けんそくけいしゃ)姿勢です。
側臥位の利点は、気管の入り口より離れた場所に溜められることです。
嚥下反射も起こりやすくなります。
さらに、頭を回旋(かいせん)させる一側嚥下(いっそくえんげ)をとる。
口からのどに落とし込みやすくなります。
ただ、とてもしんどい姿勢です。
一側嚥下のリクライニング角度をなくし90度側臥位にした姿勢が完全側臥位です。
完全側臥位で頚部回旋をしている写真です。
横向きに寝ている姿勢なのでとても楽です。
のどに傾斜がつき、重力により唾液や喉に残った食材は気管に向かって行く。
むせが起こりやすくなる人がいます。
のどが水平に保たれると、重力によって喉に溜まっている物は気管に入ることはできない。
むせが起こりにくい人が多い。
健側傾斜位に回旋を加えると一側嚥下になり
一側嚥下のギャッチアップをなくし、90度側臥位にすると完全側臥位になります。
飲み込みにくさの度合いに応じて、側臥位姿勢を選択してください。
むせが起こり、口から食べることを禁止される3つの原因
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しかし、病気や加齢によって、その喜びを諦めざるを得ない方もいらっしゃいます。
私たちは、そのような方々にも、最期まで口から食べることを諦めてほしくないという強い想いを持っています。
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