千葉県在住の小森様からメールをいただきました。座位での食事ではむせ、もう口から食べられないかと不安になりインターネット検索で弊社ホームページを見つけていただき、ふたこぶラックンとピタットくん90を購入してくださいました。お母様の食事介助を訪問ヘルパーにお願いしたところ次のようなことがおこりました。
◎小森様からのメール
お問い合わせ内容: 完全側臥位を実施している高齢者施設の例を実名でできるだけ多くお教えいただけないでしょうか。
訪問ヘルパー事業者さんと、担当ケアマネジャーさんが、在宅高齢者への食事介助を完全側臥位ですることに 、ご経験がないために、不安を抱かれています。家族としては、実施実績をお示しすれば、ご安心されるかと思っておりますので。
◎弊社の返答メール
小森様
ご連絡ありがとうございます。
甲南医療器の前田です。
申し訳ないですが、高齢者施設は把握しておりません。
導入している病院から、退院時に施設へ指導して受け入れていただいております。
中には、やった経験がないので受け入れを拒否する施設もあります。
現在、完全側臥位で食べれていますか?
完全側臥位の前はどの様に食事をされていたのでしょうか。
食事指導は、どこの医療従事者(病院、訪問看護、訪問リハ)でされていたのでしょうか。
以前と比べてむせや食事量はどうなっていますでしょうか。
嚥下に詳しくない医療従事者、ヘルパーの方は誤嚥したら大変ということで、
なかなかしてくれていません。
フィニッシュ嚥下をしっかりやること。
体調が悪くなると無理に食べさせない。
誤嚥は、24時間いつ起こってもおかしくない。
ことを心に留めていてください。
◎小森様からのメール
ご返事ありがとうございます。
ヘルパーさんや、ケアマネさんに、実施されている病院名を伝えることも考えています。
1月3日夜から母に完全側臥位を行い、4日と5日、ヘルパーさんに
責任は問わないという誓約書を差し入れて、無理やりやっていただきました。
今朝は私が行い、どんぶりいっぱい、完食できました。
1月3日から、座位での食事にむせこみがひどくなり、もはや座位は無理な状況になり、少し前に購入させていただいたふたこぶラックンとピタットくん90以外にどうしようもなくなり、正直私自身怖かったのですが、勇気を出して行いましたところ、まさに目からうろこのように、全くむせることなく、非常に安定してほとんど完食してくれました。
これで、胃ろうにすることもなく、現在97歳6ヶ月ですが、何年かは食事が出来そうです。
元気で手もよく動くので、胃ろうにしたってチューブを抜いてしまうだろうし、
もう生きられないか、だめか、と暗い気持ちになったところに光明がさしました。
食事中のむせこみ以外は、頭も気力、体力も全く元気で、なんでこんなに元気でしっかりしているのに、むせるんだろう、と不思議です。
たぶん、嚥下能力は、加齢によって、他の身体機能とアンバランスに落ちてしまうのではないかと思っています。
だから、まだ大丈夫だろうと油断をして座位のままミキサー食や、おかゆに変えて食べさせる結果、誤嚥や窒息を招いてしまうのではないかと思います。
母も、おかゆにしても、とろみを強くしたご飯にしても、座位でのむせこみは変わりませんでした。
多くの介護現場で、こういう間違いを犯しているのではないか、と推測されます。
本当に福村先生と貴社に感謝です。
今後とも、なにかアドバイス等ございましたら、いつでもメールをくださいますようお願い申し上げます。
一方、利用者の立場での意見聴取等、必要がおありでしたら、何なりとメールでお申しつけください。微力ながらお手伝いさせていただく所存です。
なお、本メールを完全側臥位法、および貴社製品の実施体験談として、広告に利用していただいて構いません。
ただ、母のように元気なケースばかりではないので、すべての超高齢者に同じような驚異的な効果が可能かどうかは一概には言えないとは思いますが。
小森